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  • 執筆者の写真たま 天川

第2回【絵の話】アイデアの出し方



いつもありがとうございます!フリーイラストレーターの天川たまを~です。

今回は絵を描く際に必要なアイデアの出し方について天川個人が普段やっている考えかたを紹介できればと思います。ちょこちょこ私の個人的なお話も()かっこに包まれて乱入してきます。合わせて読んでいただければ幸です(^^)/


アイデアを出すとき、特別凄いことをしているわけではありません。自然に温泉のごとく湧き上がっているわけでもありません。

(温泉っていいですよね、最近父と足湯に入ったのですが、足の血行が良くなってその日一日中スッキリした気分で過ごせましたよ~!整体師の父曰く、血管は全部つながっているから、足の血行が良くなれば全身の血が気持ちよく流れ始めるんだとか。そのあとコンビニでコーラとバニラアイスを買って、家でコーラフロートを作って家族みんなでシュワシュワ飲んで楽しんでました。)


アイデアを見つけるコツは、偶然見かけた身の回りの物や自分の心から大切に学び、すこしだけ注目してみる、というのを複数行う事だと私は思っています。


外を歩いたなら、花とか草とか、ちょっと高い丘に登れば、並んだお店や住宅の屋根の色だとか。少しでも惹かれたなら、ちょっといい加工アプリで写真を撮らせていただくなど。(※許可が必要な場所はちゃんと聞いてから写真を撮りましょうね!)


(私はお花や草ってきれいなものが多いから、そんな競争率高い中この子だ!!と見つけられた時うれしい気持ちになります。お礼といっちゃアレですが、「きれいだね~」と正直な感想褒めをつぶやきつつ写真撮らせてもらってます。)


家の中にいるなら、窓から吹く風の心地よさや、雨音のふしぎな静けさ、たまには古い本をひっぱりだしてみたり、

本をよんだなら、読んでいるうちにみつけた惹かれる言葉【綺麗な日本語や英語訳】や表現【オノマトペや比喩】をメモしておく。

もしアイデア自体がパッと浮かんだなら、それは花火のように一瞬のものなのでちゃんとメモしておきましょう。


すぐにメモする理由としては、その時感じた「良い!!」をそのままメモにひきだして逃さない為です。ご飯はホカホカなうちに食べたい、みたいな感じです(笑)

これは外でアルバイトしてた時もやってました。先輩が言ってたことをすぐにメモすると、覚えたい!!って思っている自分の気持ちをそのままおうちに持って帰って真剣に読み返すことが出来ます。


そして、作業に戻った時自分が見つけたよいものをメモしたなら見直すなり、思い出すなりしてみます。ここらへんで私は初めてインターネットを触って、好きだなって思った雰囲気に近いものが偶然見つからないか探すなどしています。

※好きな雰囲気に近いものをみつけても、必ずそれ一つにアイデアを絞らないことが大切です。あくまで主役は、自分がみつけてきたアイデアがメインです。


そして、集めたアイデアを全部並べて相性が良いと思うものをがっちゃんこ(合体)させたり、アイデアを一通りみてさらに思いついたものを作品に起用する、などしてアイデアをひねりだします。


もしアイデアをだしてもパッとしない場合は、画力が足りない可能性があると私は考えてデッサンや風景模写をします。自分の画力に合わせてアイデアを考えてしまう場合もありますから、せっかく見つけたアイデアは未来の画力アップした自分のためにできるだけ保管しておきましょう!



私は絵柄の都合上、誰が見てもわかりやすく表現しなければいけないお仕事でない限り、すべての『なんとなく、良い!好き!』や『あまり好きではない』をそのまま形にするのではなく、何かにおりまぜて表現するよう心がけています。


例えば、花束を持った女の子を描きたい!となった私がアイデアを考えている途中に「(頂いたクッキー美味しかったなあ~)」とか集中が切れたころ考えたら、これをアイデアに組み込もう!!となります。

花束の花をクッキーにしたり、クッキー缶の中にお花と妖精の女の子が住んでいる絵、だとか。

偶然に偶然が重なって出来上がるようなアイデアの流れもありますが、これらが浮かんでこない時に先ほどのメモ達が力を発揮してくれます。

昔はただ思いついたやつを描く!!テーマなんかありません!!って感じの絵学生でしたが、現在の私は、だれかの、そして自分にとっても疲れた時に心のよりどころになれるような、またそれぞれ周りと自分のために立ち上がって生活していける力がわくような絵を描きたいなあ~と広く深いテーマを掲げて、上記の方法で浮かんだアイデアと一緒に日々精進している身だったりします。


もしかしてこれは、大人っぽいですね...(照)


良かれと思って描くことをおゆるし下さい。親切というのは相手によって形を変えて送らないと本当の親切にはなれませんから、きっとずっと考え続けて描けるテーマだと思います。

ふしぎな話、親切にしてやったのにお礼も言わない!と腹を立てている人の声が相手に届くと、どんなに良いことをしていても相手にとっては親切にできなかったことになります。

逆に、あの時の親切に気づけなかったと思い出した今日、深いありがたみに形を変えることもいっぱいあります。

心に届くまで時間が必要な言葉もたくさんありますから、親切でやっているんだぞ!と相手が威張らないかぎりは、わたしも相手の優しさにしがみついてでも理解したいものです。(笑)まだまだ精神のどこかが子どもなので、楽しくうまくいかないことが多い毎日です。


脱線を繰り返しながらも今回紹介してみた私流『アイデアの出し方』、いかがだったでしょうか?いろんなやり方があると思いますから、いっぱい模索しつづけてみてください。模索している間にも絵が出来上がっていたなら、その中にあなた様流のアイデアを出すヒントが見えていないだけであるのかもしれません。大切なことは身近すぎてよく見えないってどこかで聞いたので、一旦距離を置いて、自分の行動パターンを文字に表してみるなどするのもアリだなあと私は考えます。

アイデアは、あなた様に見つけて欲しいと待っている...!!!かも...!!


またブログやTwitterにて会えるのを楽しみにしております!

本日もありがとうございました~!!✍🍣


天川たまを~より


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